2010年5月6日木曜日


森博嗣の本に"結構"(私も無意識にこの言葉を使ってるわw)影響されている。
やりたい事が沢山あるために、無駄な事を省くのは当たり前だけれど、それを実際にしている人はかなり少ない。(比叡山で聞いたお坊さんの"幼稚園で教わる当たり前の事、悪口は言わない、みんなと仲良くしましょう等、大人になると出来なくなっている"という話を芋づる式に思い出した、これもびっくりした)
それで、森博嗣はさらりと自分が無駄だと思った事を辞めていって、趣味の時間にまわしていく。例えば、テレビを見るのをやめ、スポーツを見るのをやめ、そして、代わりにおもちゃを作ったり。

社会人になってから平日出来る事がめちゃくちゃ減ったので、私もこれを取り入れたいと思う。もうテレビはとっくの昔に辞めているから、自分が切り捨てるとしたら、ぐだぐだとネットをする事。代わりに、本を読む。読みたい本いっぱいあるのに今までのように寝る前だけに読んでたのでは、追いつけないので。そしてちゃんとダイエット的思考で体操をする。

本当に面白い本だったな〜。新書読まないけれど、読んで良かった。目新しい事満載。考え方の変換。

どうしてももう一回読みたい本がある。
けれど題名も作者もいつ読んだのかも思い出せない。情景しかふわっと言えない。
一つは多分小学生の時に読んだ本で、橋に鬼がいるから渡れないという話。確か子ども向けではなかったはず。結構分厚かった。江戸時代だった気もする。ちょっと怖かったけれど、凄く面白かった。
もう一つは多分大学一回か高校3年の一瞬。こっちは更に言葉に出来ないくらいワンシーンしか思い出せない。女の人が夕焼けの細い路地に居る感じ。料理?短編集だった気がするな。猫?木の塀。

萩尾望都の事ばかり考えている。でもマンガを読んだ事がない。トーマの心臓を小説で読んだだけ。トーマの心臓って凄いタイトルだよな、しかし。穂村弘がエッセイで凄いタイトルをいくつか上げていたけれど(川上弘美のどこから行ってもとおいまちが入ってた気がする)、私もそのランキング付けるとしたら、トーマの心臓ってベスト3に入れる!
話はずーっとそわそわしながら読んでいた。何か起きそう何か起きそう、いつくるいつくるってずーっと待ってて、すわんって終わってしまった。
ウィキペディアで見たら、望都って本名らしい。凄いな〜お洒落。そして!彼女に影響を受けた人物に●森博嗣 ●恩田陸、とあった。しょっちゅう読む二人だよ!こりゃますます萩尾マンガを読まねば!

読了
「トーマの心臓」森博嗣

「臨機応変・変問自在」森博嗣 
メモ
・人間は歩けるようになると、はいはいを忘れる。はいはいを忘れて悲しいですか?
・いつだって一番大事な事をしていれば後悔しない
・他人に対して不満を持っても仕方がない。その事で自分が不利益を被らないならよい。不満は自分に対して持つ様に。

「さよならの城」寺山修司
古本屋で買った。寺山修司の本は宇野亜喜良の絵が合うな〜。途中でトランプくっついてて驚いた。この人の考え方もとても独特で好きだな。ロマンチックだけど、どこか日本臭い。伊丹十三と似ている。寺山さんのがアングラよりだけれど。活版印刷のムラがいいよな、昔の本は。不幸な女が大嫌いだってさ。

「彼等」長野まゆみ 
京都と鎌倉!丁度京都から帰ってきて最初に読んだ本だったので運命に驚いた(偶然という意味で)疎水沿いのグラウンド、が出てきて、ああ、ありありと思い浮かべられる、とセンチメンタルになった。でもさーって読んじゃった。

0 件のコメント:

コメントを投稿